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『エミリー・ウングワレー展』<作品の感想>
2008 . 06 .02 ( Mon )
080601.jpg昨日は、『エミリー・ウングワレー展』トークショーのことを書きましたが、
今日は、作品の感想などを書きたいと思います。
『エミリー・ウングワレー展』は、国立新美術館で行われています。
私は、国立新美術館に行くのは初めてだったので、見るもの全てが
新鮮に感じました。

建物の外観の美しさに、一人感動!!館内に入り、またまた感動!!流石は、黒川紀章先生!
1階から3階まで吹き抜けなので、天井の高さに驚きましたっ!

さて、作品の感想はというと・・・。

エミリーの絵は、写実的なものはひとつもなく、抽象的なものばかりでした。
私は、抽象的な絵は大の苦手でしてね(^^;)「これが目で、これが口で・・・。美女です。」と言われても、
目や口にはどーしても見えず、理解に苦しむだけで感動に及ばず(><)
例え、それが”名画”と呼ばれる作品であっても・・・。

だが、しかし!エミリーの絵は、エミリーの生活環境を知ることで、絵の見方が変わり、想像することで、
抽象的にしか見えなかった絵が、写実的とまではいかないにしても、何の絵が描かれているのかくらいは、
それなりに理解できるんですわ。そんな自分に感動!
そして、何よりも、見たまま感じたままに表現されたエミリーの素直な絵に、いたく感動しました♪

展示室に入って最初の作品を観たとき「この人(エミリー)は、前衛か」という印象を受けました。
だって、カンヴァス全体が、たくさんの点点点で埋め尽くされてるだけなんだもん(^^;)
多少、色の濃い部分と薄い部分で変化はあるけどね。
次に観た作品なんては、大きなカンヴァスに端から端まで何色かの線が描いてあるだけで、
「何じゃ、こりゃ???」って感じだし・・・(^^;)

作品を観ていくうちに、あることに気づいたのです。
最初のうちは、元々はボディ・ペインティングのモチーフなんだから、単純な絵で当たり前。
だから、色の種類もそれほど多く使われていないのかなぁ。と、思っていたその時、展示してあった
アボリジニの風景や人物の写真が目にとまりました。

同じなんです。色が・・・!
赤土の赤、空の青、草木の緑、黄色い花、黒い肌の色に映えるボディ・ペインティングの白。
エミリーの描く絵は、アボリジニの自然環境そのものだったんだってことを知ったんです。
この辺りから、絵の見方が変わりました。

終盤に入り、大きな絵と、比較的小さな絵が展示されてました。
どちらも、黒く塗られたカンヴァスに、白い線がモジャモジャと描かれたものなのですが・・・。
いったいこれは何なんだろうか???
一見、くもの巣のようにも見えるし、ただの模様にしか見えないし・・・。ま、いっか(^^;)

で、そのままドキュメントフィルムを放映してる部屋に。
それをなんとなく見ていたら・・・。 さっき気になっていた絵の答えがわかったのです!

大きい方は、ヤムイモ畑。白いモジャモジャは、ヤムイモのツルでしたぁ!
そして、小さい方は、幾重にも重なる木の枝を下から見上げた時に見えたまんまの絵でしたぁ!
なるほどっ!そう言われると、確かにそう見えるっ!

最初は、ちょっと苦手だなぁと思いながらの絵画鑑賞だったんだけど、途中から楽しくなってきて、
一度観た作品をもう一度観るという行動に走り・・・。
結果、たっぷり1時間、エミリーの世界を満喫してきました♪

ちなみに、てっぺいちゃんは、別の日に1時間半ほど絵画鑑賞したそうです。
「興味の無い展覧会はさっさと帰る」(てっぺいちゃん・談)
・・・ということは、かなり興味があったのですね(^^)

『エミリー・ウングワレー展』は、国立新美術館で7月28日までやってますので
興味がありましたら是非に。
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